独立系のグローバルマーケッツおよび金融のアドバイザリーファームであるストームハーバー・パートナーズ LP は、日本にストームハーバー証券株式会社(英語名:StormHarbour JapanLtd. 代表取締役社長:那珂 通雅(なか みちまさ)、以下、ストームハーバー証券)を設立し、12月1 日より事業を開始することを発表しました。これまでも海外展開を進めて来た同ファームの新たな東京の拠点であるストームハーバー証券は、ストームハーバー・パートナーズ LPと NSH 証券株式会社の統合によって設立されました。
ストームハーバー証券は、ストームハーバー・パートナーズの主要マーケットで重要な戦略的役割を担います。本年第 1 四半期のシンガポールおよび香港の拠点設立に続いて今回新たに日本での拠点を設立したことで、ストームハーバー・パートナーズのグローバル展開、特にアジア太平洋地域での事業展開がさらに加速することになります。
2009年3 月に設立されたストームハーバー・パートナーズは、新資本市場やアドバイザリー業務に重点をおく金融サービスファームの中で、積極的にグローバル展開を行ってきました。今回の日本拠点設立により、同ファームはニューヨーク、ロンドン、ジュネーブを含む 6大金融センターで確固とした運営基盤を築くことになります。
投資銀行業務とグローバルマーケッツ業務において 20 年以上の経験を有し、2010年6 月までシティグループ証券の取締役副社長、兼市場営業本部長を勤めていた那珂通雅が、ストームハーバー証券の 13 名のプロ集団を率いてまいります。
ストームハーバー・パートナーズ, マネージングプリンシパル アントニオ・カコリノのコメント:
「日本とアジア太平洋は極めて重要なマーケットであり、弊社や顧客に対し類いまれな機会を提供するでしょう。これらの機会を確実に活かすためには、現地マーケットに精通した高度な専門知識が要求されます。今回、那珂氏の指揮の下、東京にこのような大きなプレゼンスを持つことができ大変嬉しく思っています。ストームハーバー証券のメンバーは強力なチームとして、日本のみならず他の国々においても、弊社の様々な事業で貴重な顧客関係を築いてくれるものと確信しています。」
代表取締役社長 那珂 通雅のコメント:
「ここ数年、世界の金融市場で見られた歴史的な変化は、投資銀行業界、特にこれまで適用されてきたビジネスモデルに多大な影響をもたらしました。ストームハーバー証券は、新しい時代の環境に沿ったビジネスを展開していきます。我々の主要事業の各分野において、発行体や機関投資家に付加価値を提供することにより、日本の金融市場に新たな活気を与えていきます。日本には我々のようなグローバルネットワークをもち、専門分野に強い独立系の金融サービスファームは他に存在しておらず、この点でストームハーバー証券は大変ユニークな存在と言えます。世界の金融市場で急成長する新しい有望なファームの一翼として、顧客と長期的な関係を構築してまいりたいと思っております。」
ストームハーバー証券は、日本の機関投資家や事業会社、個人富裕層を顧客として、債券や株式、オルタナティブ商品の分野で、セールストレーディング、ストラクチャリング&アドバイザリー、キャピタルマーケッツに関する専門的なアドバイスやサービスを提供します。さらにグローバルビジネスの一環として、海外企業に対して、日本市場へのアクセスと日本での投資銀行機能を提供していきます。